石綿(アスベスト)はどうやったら分かるの?どこにあるの?

石綿(アスベスト)はどうやったら分かるの?どこにあるの?

石綿(アスベスト)の存在を確認するためには、専門的なアスベスト調査が必須です。石綿は見た目では確認できないため、専門の機材と知識が必要だからです。

専門の石綿(アスベスト)の調査・分析会社に依頼することで、正確な調査結果を得ることができます。

専門のアスベスト調査を依頼し、アスベスト含有を確認しましょう。

家や建物の建築物等の安全を確保するために、石綿(アスベスト)が隠れている可能性がある場所を知ることは非常に重要です。石綿(アスベスト)は1970年代から1990年代にかけて広く使われましたが、健康被害の原因となることが判明しています。この記事では、石綿(アスベスト)が存在する可能性のある場所とその確認方法について詳しく解説します。

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そもそも石綿(アスベスト)って?

石綿(アスベスト)は、自然界に存在する鉱物繊維で、かつてはその耐熱性などから多くの建材に用いられていました。

石綿(アスベスト)は非常に細かい繊維状の構造を持ち、その特性から様々な用途で活用されてきました。特に建築資材として有用とされ、広く使用されていました。

例えば、ビルの断熱材や配管の保温材、外壁材などに使用されました。また、自動車のブレーキパッドやクラッチプレートにも石綿(アスベスト)が使われていました。

現在では石綿の使用は規制されていますが、古い建築物等や製品には依然として含まれている可能性があります。そのため、石綿の含有を確認することが重要です。

石綿(アスベスト)のレベルって?

石綿(アスベスト)は、解体作業等における危険性(飛散)の度合いにより「レベル1」「レベル2」「レベル3」の3段階に分けられております。

もっとも危険性(飛散)が高いとされるものが「レベル1」です。

石綿(アスベスト)がありそうな場所

石綿(アスベスト)は、知らないうちに私たちの生活空間に存在していることがあります。それでは、具体的にどんな場所に石綿が含まれている可能性があるのかを見ていきましょう。

いくつかの具体的な例を挙げながら、石綿が含まれている可能性のある場所を詳しく解説していきます。これによって、どのような建材や設備に注意すべきかが明確になります。

【吹付け材 レベル1】

吹付け石綿

吹付け石綿は、石綿にセメント等の結合材と水を加え混合し、吹付け機を用 いて吹付けたもので、クリソタイルのほか、現在では使用されていないクロシ ドライトやアモサイトが使用され、壁や天井等の防火・耐火、吸音性能等を確保するため幅広く用いられてきました。

【保温材等 レベル2】

配管保温材

石綿(アスベスト)は、優れた断熱性と耐熱性を持つため、配管保温材に使用されておりました。たとえば、1980年代以前に建設された工場やビルの配管保温材には高確率で石綿が含有可能性があります。

配管保温材に使用されている素材の成分を確認し、適切な対策を講じることが重要です。特に崩れたり、劣化したりした場合は注意が必要です。

【内装材(壁・天井) レベル3】

けい酸カルシウム板

けい酸カルシウム板は、石灰とケイ石を主原料とした板材で、天井などの内装や外装の下地材として使用されます。

石膏ボード

石膏を芯材として板状に加工した建築用内装材で、防火性や遮音性、寸法安定性、工事の容易性などの特徴を備えています。別名プラスターボード(PB)とも呼ばれます。

当時は防火性をあげるために、石綿が使用されておりました。

【床材】

ビニル床タイル・フロアシート

塩化ビニル(塩ビ)を素材としたタイル状の床材を「フロアタイル」、特に30cm×30cm角のタイル状に加工したものを「Pタイル」と呼びます。

住宅や店舗など幅広い場所で利用されています。

耐水性・耐久性を保つため、石綿を使用されておりました。

【外装材(外壁・軒天)】

窯業系サイディング

窯業系サイディングは、木質系成分を混合して製造される人工の乾式工法の外壁材である。

【屋根材】

住宅化粧スレート

古い一軒家やアパートの外装や屋根部分に使用されているスレートパネルなどがこれに該当します。これらのスレートパネルには、見た目では分からない微細な石綿が含まれていることが多いのです。

そのため、表面上は問題ないように見えても、それが石綿を含むものである可能性を無視することはできません。

【設備機器部品】

ガスケット・パッキン

ガスケットは、機械の部品や配管などの静止部分の接続部に使用されるシール材で、流体の漏れや異物混入を防ぐ役割を担っています。

パッキンは、往復や回転といった運動面に用いられるシール材で、自動車やバイクのエンジンやポンプ、水道の蛇口などで使用されます。

築年数で石綿(アスベスト)が判断できる?

平成18年(2006年)以降に着工された建築物は、石綿(アスベスト)に関する規制が厳格化されたためアスベスト事前調査が不要な場合があります。

この規制は、アスベストを含む建材の使用を法律で禁止することで、建築物の安全性を高める目的で導入されました。

そのため、平成18年(2006)年以降に着工された建築物は、石綿(アスベスト)の含有が低いとされています。

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