n-ヘキサン抽出装置 HX-400シリーズ
n-ヘキサン抽出装置 HX-400について
本装置は環境水や排水処理後の工場排水中のn-ヘキサン抽出物質を公定法に基づき自動で抽出する装置です。動作フローは、
n-ヘキサン添加・撹拌・抽出 ⇒ 水層分離・脱水 ⇒ 計量カップへ添加
の順で測定します。n-ヘキサンの測定における抽出工程の一連作業を自動化することにより大幅な省力化を実現しております。
主な特長
W575×D730×H1050のコンパクト設計により、限られたスペースで高い処理能力を実現します。
弊社独自のn-ヘキサン層抽出方法とエタノール添加により、ある程度エマルジョンが発生する試料にも対応可能です。 但し、抽出困難な試料もございます。事前に用手法とのクロスチェックを推奨しております。
採水容器へn-ヘキサンを自動添加します。
洗浄しづらい分液ロートを使用しません。
排気ファン内臓により作業環境の向上を見込めます。
動作のスタート・ストップ、各種設定値の変更など、操作はすべてタッチパネルで操作します。電源オンですぐに操作ができます。
製品パネル
導入事例
ご使用例
n-ヘキサンの測定における、抽出工程の一連作業を完全自動化！
導入メリット
分析業務効率化
装置自動運転開始後は、別業務に集中していただけます。
有機溶剤暴露削減
排気ファンを装置炉内へ内蔵する事で、作業環境の向上が見込めます。
働き方改革
夜間運転も可能としておりますので、労務費削減が見込めます。
よくあるご質問
ノルマルヘキサン抽出装置について
n-ヘキサン添加・攪拌・抽出⇒分離・脱水⇒アルミカップへ添加までを自動化する装置になっております。サンプルの前処理、蒸発、秤量につきましては、装置仕様には含まれておりません。
1 運転毎の最大処理検体数、処理時間について
4 検体/約 3 時間となっております。
1 日の最大処理検体数について
12 検体/日になっております。（午前 4 検体、午後 4 検体、夜間 4 検体）
サンプル攪拌方法について
マグネチックスターラーにてサンプルを攪拌します。
エマルジョン分解について
エマルジョンを分解するために、塩析剤添加、エタノール添加をする仕様となっております。すべてのエマルジョンを分解できるわけではございません。詳しくはお問い合わせください。
サンプル瓶について
マヨネーズ瓶 1800ml 標準仕様となっております。その他サンプル瓶ご希望のお客様は、お問い合わせください。
サンプル抽出容器について
アルミカップ 150ml 標準仕様となっております。その他抽出容器ご希望のお客様は、お問い合わせください。
自動運転中の装置について
自動運転開始後はインターロックが作動する仕組みとなっております。自動運転中のサンプルの出し入れや、一時停止後の再運転（途中スタート）は出来かねます。
日常点検/定期消耗品/メンテナンスについて
日常点検：各ユニット部の動作確認や装置内部清掃
定期消耗品：ポンプ部チューブ交換
メンテナンス：ラボテック㈱技術員による、年に一度のメンテナンスを推奨
デモンストレーションについて
申し訳ありませんが貸出機のご用意はしておりません。装置販売時には、実機を使用したクロスチェックを実施し、測定結果のご報告をさせて頂いております。詳しくはお問い合わせください。
装置定価・納期について
弊社へお問い合わせください。
主な仕様
| 装置名称 | n-ヘキサン抽出装置 |
|---|---|
| 型式 | HX-400 |
| 検体数 | 4検体 |
| 抽出方法 | 環境省告示第64号付表4 準拠 JIS K0102 24.3 準拠 |
| 試料瓶 | マヨネーズ瓶1800ml 標準仕様 ※その他、試料瓶ご希望のお客様はお問い合わせください。 |
| 抽出液量 | 50ml×2回 （総量100mlであれば、1回目と2回目の抽出液量は任意設定できます） |
| 抽出時間 | 約2～3時間 |
| エマルジョン | 塩析剤添加 |
| 分解方法 | エタノール添加 |
| 試料攪拌方法 | マグネチックスターラ |
| 抽出容器 | 150mlアルミカップ（変更できる場合もあります） |
| 機器構成 | 抽出、分離、脱水ユニット一体型 |
| 制御方法 | シーケンサ |
| 操作 | タッチパネル |
| 洗浄水 | 水道水（一次工事は含みません） |
| 排気 | 排気ファン内蔵 内径φ75アルミダクト接続 ※排気ダクトの接続先はドラフトチャンバー等が望ましいです。 |
| 電源 | AC100V 50/60Hz 5A |
| 重量 | 約100kg |
| 外形寸法 | W575×D730×H1050 |
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4 検体/約 3 時間