石綿事前調査結果報告システムって何?

石綿事前調査結果報告システムってなに?

石綿事前調査結果報告システムとは、国(環境省および厚生労働省)が整備した、石綿含有の有無の事前調査結果の報告手続(申請)をオンラインで行えるシステムです。

令和4年4月1日から、建築物等の解体等工事における石綿事前調査結果を県等に報告することが義務化されました。

■報告が必要となる工事
・建築物等の解体工事(解体作業対象の床面積の合計80 ㎡以上)
・建築物等の改修工事(請負代金100万円以上(税込))
・工作物の解体・改修工事(請負代金100万円以上(税込))
・鋼製の船舶の解体・改修工事(総トン数20トン以上)

石綿事前調査の特設ページはこちら

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石綿事前調査結果報告システムの手順

石綿事前調査結果報告システムは、迅速かつ正確に石綿調査結果を報告するためのツールです。ここでは、その使用手順について記載します。このシステムを利用することで、報告作業が効率化され、ミスを減らすことができます。

報告プロセスは以下の通りです。

 ①GビズID登録 https://gbiz-id.go.jp/top/

 ②システムにログイン https://www.ishiwata-houkoku.mhlw.go.jp/shinsei/

 ③元請業者の入力必要な情報を入力

 ④請負事業者の入力

 ⑤事前調査結果の入力

 ⑥申請内容の確認

 ⑦登録完了

石綿事前調査結果報告システムのメリット

石綿事前調査結果報告システムは、石綿に関する調査結果を効率的かつ正確に報告するためのオンラインシステムです。このシステムは、石綿の調査報告の関係機関への適正な報告と透明性を確保するために非常に重要な役割を果たします。

石綿の調査報告においては、適正な報告と高い透明性が求められます。オンラインシステムを利用することで、作業の効率化とデータの正確性が大いに向上します。具体的には、石綿事前調査結果報告システムでは、調査結果をオンラインで簡単に入力し、即座に提出することができます。これにより、報告書の書類整理や郵送の手間が省け、時間とコストの節約が可能となります。

このシステムを利用する最大のメリットは、関係機関への迅速な報告が実現する点です。これにより、石綿の安全管理が強化され、建物や環境の健康被害のリスクを低減することができます。結果として、報告の品質と正確性が向上し、石綿問題への迅速な対応が可能となります。

書面による提出

電子報告システムを利用せず、書面での提出も可能です。環境省のホームページより参考様式をダウンロードできます。

 ■環境省 石綿事前調査結果の報告について

 https://www.env.go.jp/air/asbestos/post_87.html

紙様式による事前調査結果の報告、石綿飛散防止に関するお問い合わせは、解体等工事を実施する場所に応じて、当該地域を所管する自治体へ行ってください。

 https://www.env.go.jp/air/asbbestos/post_87/post_98.html

石綿事前調査報告書の保存

報告書の保存方法は法的な要件を満たすために非常に重要です。石綿調査報告書は法的な紛争やトラブルが発生した際に証拠として使用されることがあり、法令に基づいて一定期間保存しなければならないためです。例えば、建築物の解体前に行った石綿調査報告書を適切に保存しておくことで、将来的に再調査が必要になった際や法的な問題が生じた場合に速やかに対応できます。

法律上、工事終了後、3年間保存する事が求めれています。

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