超音波式害獣忌避装置 
ニゲテック

超音波でイノシシやシカを撃退!
山の中にも持ち込みやすい小型設計で、防護柵を設置しにくい場所にも最適!

ニゲテックは、深刻化する害獣による被害の解決を目的として開発した、
超音波を使用することで害獣(イノシシやシカ)に忌避行動を起こす装置です。

  1. 人の耳には聞こえない超音波使用で安全・安心! 耳には聞こえない20kHzの超音波を最大80dBで照射することで、イノシシやシカに装置周辺が危険だということを学習させます。不規則な動きを取る動物に、音の鳴る位置を特定させず、かつ音に慣れさせないよう、約3秒間の時間差で超音波を照射出来る遅延機能も設定可能です。
  2. 広範囲の赤外線センサーで
    動物を検知!
    3つの赤外線センサーにより、最大300度、最長距離約8m、面積最大20 ㎡程度(装置1台)の広範囲内でイノシシやシカの動きを見張ります。赤外線センサーは、熱源の動きを検知するタイプのため、動物の出没がない場合は待機状態になっています。 本製品は防護柵等の機能を補完する目的で開発していますので、本製品単体で害獣の侵入を完全に防ぐことは不可能です。
  3. 乾電池でも長時間稼働可能な
    省エネ設計!
    商用電源のない山間部でも設置可能なように、単1乾電池または家庭用電源アダプターにより稼働します。
    動物が出にくい昼間は装置を停止、夜間だけ装置を運転させる省エネ機能も搭載しています。 1日約20回の運転で約180日間使用可能(単1型アルカリ乾電池8本使用)です。
  4. 山の中に持ち込める小型設計!操作も簡単でメンテナンスフリー! ニゲテックは、単管(市販品)を使って、防護柵の設置が難しい場所やけもの道などに設置します。
    サイズは直径30cm程度の箱状のため、山中に持ち込むことも可能あり、簡単な操作で特別なメンテナンスも必要ありません。
商標登録・特許取得済み
【商標登録番号】登録第 5916725 号
【特許登録番号】特許第 6139395 号
ニゲテック紹介動画

産学官連携によるしっかりとした開発経緯・開発実験

イノシシによる農作物被害額は、全国で年間60 億円以上と言われており、広島県内全体でもその額は3億5千万円規模に上っています。また、農作物の被害だけでなく、法面の掘り起こし、車や電車との接触事故など、深刻化するイノシシ被害の解決を目的として、imgは開発されました。
当社LABOTECと県立広島大学、長岡鉄工建設株式会社、庄原市の産学官連携のプロジェクトにより、しっかりと開発・実験を繰り返して、製品化となりました。

開発段階での室内実験

実験状況
(実施期間:2012年9月~2013年3月)
  • 対象動物:イノシシ
  • 許可を得て捕獲した3頭のイノシシを約8㎡の檻の中へ入れ、赤外線センサーで檻の中における通常の行動パターンを記録
  • 15~32kHz帯の超音波を水飲み場付近に設置したスピーカーから照射し、水飲み場に滞在した1時間当たりの秒数の増減を計測
  • ①超音波によるイノシシの忌避行動②超音波の帯域による忌避行動への影響の2つを検証
検証結果
  • 超音波照射前後で、水飲み場付近での滞在時間が平均して約 50%以上減少!
  • 特に、約70dB以上の音量かつ20kHz前後の超音波の照射を嫌がり、忌避行動をとることを確認!
  • イノシシが照射された超音波を嫌がり、一年間継続して音に慣れることなく、音の発生源周辺に近寄らなくなることが判明!

開発段階での野外実験

実験状況
(実施期間:2013年12月~2015年11月)
  • 対象動物:イノシシ
  • 約10m付近まで接近してきた野生のイノシシの動きを赤外線センサーで自動検知し、スピーカーから大音量の超音波を照射できる装置を製作
  • 広島県庄原地域の中山間地に装置を設置し、イノシシの忌避行動を赤外線カメラ映像にて検証
検証結果
  • 特に深夜の時間帯において、イノシシが突然照射された、約70dB以上20kHz前後の超音波に驚いて逃げる様子を複数回にわたり録画することに成功!
  • イノシシが照射された超音波を嫌がり、一年間以上継続して音に慣れることなく、音の発生源周辺に近寄らなくなることが判明!

ニゲテックの設置事例

掘り起こしを防ぐ設置例

実験状況
(設置日:2016年4月中旬)
  • 対象動物:イノシシ
  • 公園内駐車場
  • 出没頻度:ほぼ毎日
設置経過報告
(設置日:2016年7月末時点)
  • イノシシによる掘り起しは大幅に減少!
  • 柵等の設置が困難な立地のため、被害ゼロにはなりませんでしたが、装置周辺には近づいていません!

シカに対する忌避実験事例(当社独自)

設置場所状況
(設置期間:2016年8月中旬から2016年12月下旬まで)
  • 対象動物:シカ
  • 県道から山へと続く幅5mの道
  • 出没頻度:ほぼ毎日
実験報告
  • 設置から約2ヶ月後を境に、装置前方への接近数が激減
  • 設置から約3ヶ月後には出没数が80%以上減少!

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